神楽坂建築塾・塾生ブログ

塾生・研究生・修了生のウェブサロン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ひのアートフェスティバル



こんばんは酒井@昌平河岸です。
8月23日(土)、24日(日)に東京都日野市で第12回ひのアートフェスティバルが開催されます。


このフェスティバルの会場となる建物は、旧農林省蚕糸試験場日野桑園の蚕室だったところで、昭和初期に建てられた蚕室がそのまま展示会場になっています。

昭和55年に蚕糸試験場がつくばへ移転した後は、建物は財務省の管轄になり日野桑園の敷地内は立ち入り禁止となり、第一蚕室と第五蚕室の2棟を残して、園内の施設は解体されました。この30年の間に周辺は宅地に変わり、フェンスに囲われた旧桑園の内部だけ、時が止まったように取り残されました

平成に入っていから敷地内に残された自然を市民に開放するために、夏の期間だけ「自然体験広場」として使われるようになりました。建物に関しては残念ながら誰も価値を置いていなかったので、昭和55年以降は放置された状況で、廃屋になっていますが、蚕糸試験場時代の様子をとどめる数少ない近代産業遺産でもあります。

当方は去年からこの建物の建築的な魅力を紹介しようと思い、建物のパネルをフェスティバルで展示しています。興味のある方は是非見にいらして下さい。建物ツアーも行いたいと思っています。

私は8月23日(土)、24日(日)両日とも展示スペースに居る予定です。

Town Factory 一級建築士事務所/酒井 哲
スポンサーサイト
  1. 2008/08/16(土) 23:14:56|
  2. お知らせ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

二つの重要文化財




<酒井@昌平河岸>です。
皆さん高山講座お疲れさまです。
見所がたくさん有るのであと一泊はしたかったですね。

高山を訪れたのは初めてだったので、感動しました。

吉島家(写真左)では当主が隣の日下部家(写真右)と見比べる事で
吉島家が特別なことが解るとコメントしていたことを思い出し
両者を見比べていましたが、どちらも甲乙付けがたく
素晴らしいのです。

強いて言えば、吉島家の土間の架構は男性的な力強さを感じるのに対し
日下部家は女性的な安定感があるような印象を受けました。

何か決定的な違いがあるのではないかと悩んでいると
塾生の田中さんが、大黒柱の存在感が両者で決定的に違うという
構造的なヒントを教えてくれました。
吉島家の大黒柱は左右から差さる牛梁を受けとめ、
棟木まで支える棟持ちの大黒柱であるのに対し、
日下部家のそれは牛梁で切れる管柱とのこと。
さすが大工さん見る視点が違います!

確かに日下部家の架構は牛梁が主役で
その上は素直な小屋組になっていのがわかります。
一方、吉島家の力強さは大黒柱にあったのですね。

こうやって二つの架構を見比べてみると
吉島家の架構は強い意志によってデザインされた空間なのに対し
日下部家は経験に基ずく安定した架構を組み立てているように
感じました。

似て非なる二つの重要文化財、
隣り合っているところが実に興味深いです。

また訪れてみたい場所ですね。
  1. 2008/08/12(火) 11:00:01|
  2. 座学/フィールドワーク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。