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二つの重要文化財




<酒井@昌平河岸>です。
皆さん高山講座お疲れさまです。
見所がたくさん有るのであと一泊はしたかったですね。

高山を訪れたのは初めてだったので、感動しました。

吉島家(写真左)では当主が隣の日下部家(写真右)と見比べる事で
吉島家が特別なことが解るとコメントしていたことを思い出し
両者を見比べていましたが、どちらも甲乙付けがたく
素晴らしいのです。

強いて言えば、吉島家の土間の架構は男性的な力強さを感じるのに対し
日下部家は女性的な安定感があるような印象を受けました。

何か決定的な違いがあるのではないかと悩んでいると
塾生の田中さんが、大黒柱の存在感が両者で決定的に違うという
構造的なヒントを教えてくれました。
吉島家の大黒柱は左右から差さる牛梁を受けとめ、
棟木まで支える棟持ちの大黒柱であるのに対し、
日下部家のそれは牛梁で切れる管柱とのこと。
さすが大工さん見る視点が違います!

確かに日下部家の架構は牛梁が主役で
その上は素直な小屋組になっていのがわかります。
一方、吉島家の力強さは大黒柱にあったのですね。

こうやって二つの架構を見比べてみると
吉島家の架構は強い意志によってデザインされた空間なのに対し
日下部家は経験に基ずく安定した架構を組み立てているように
感じました。

似て非なる二つの重要文化財、
隣り合っているところが実に興味深いです。

また訪れてみたい場所ですね。
  1. 2008/08/12(火) 11:00:01|
  2. 座学/フィールドワーク
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

コメント

素晴らしい写真、ありがとうございます。
ぼくも去年、吉島家はみたのですが、気づきませんでした(情けないことに時間切れで日下部家は不可でした)。
確かに、吉島家は牛梁すら継がれていて、天を貫くような垂直性が強調されている。あと外観は、せがいのある無しで、受ける印象が違いました。
解説無しでは、宝の山にあぐらして、帰ってきちゃうようなものですね~。

  1. 2008/08/12(火) 12:36:36 |
  2. URL |
  3. w_yoshi #SFo5/nok
  4. [ 編集]

せがい

外観の違いは盲点でした、、、「せがい」の有無で軒の出が違いますよね。
「せがい」があると格式の高い家とされる聞いた事があるので
その手のこだわりは日下部家の方がありそうですね。
  1. 2008/08/16(土) 23:01:45 |
  2. URL |
  3. 酒井@昌平河岸 #qmlWd.C.
  4. [ 編集]

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